債務整理や商業登記など司法手続きを行っております。長野県松本市　荒井健治司法書士事務所

現状はどうなっているのか

初めにしなければならないのは、現状をできるだけ正確に把握することです。いつ、どこから、いくら借り、どのように貸し借りを続けてきて、今債務がいくら残っているのかについて、契約書、振込書、通帳などを手がかりに一社一社記憶をたどり、できるだけ再現します。

受任通知の送付

貸し付けた各社に対し、あなたから債務整理を受任した旨を通知して、過去の取引履歴を最初にさかのぼって出してくれるように依頼します。

利息制限法に基づく再計算

各社から送られてきた取引履歴をもとに、それまであなたが各社に支払った金銭について、法律で決められた低い利率で元金利息を計算し直し、本当は今いくらの支払いが残っているのかをはっきりさせます。

返済計画

各社に対する返済額合計が確定したら、あなたの一ヶ月の収入から生活費等を差し引いて返済にまわせる金額を出し、それを各社へ按分して各社への一ヶ月あたりの返済額を決めます。３年から５年をめどに返済計画を決めます。

任意整理・各社との和解交渉

各社に対しあなたの返済計画を説明して理解を求め、何とか和解してもらえるように裁判外で交渉します。この際返済額を確定して、将来利息をつけずに分割返済に応じてもらうように努めます。これによってあなたの生活の建て直しができるようになります。

費用　

司法書士報酬は一社あたり2万5,000円+消費税です。
着手金は5,000円です。

自己破産または個人再生

収入が不安定でその金額も少なく、あるいは就職口がない場合は、各社との返済交渉をすることができません。この場合は、破産の申し立てをして、お金を返す義務を裁判所に免除してもらう手続きをとるか、一定額をカットしてもらってあなたの収入にあわせて再生計画を立て、残額を返済する｢個人再生｣の手続きをとることになります。

費用　

自己破産の司法書士報酬は15万円+消費税です。
別途実費が3万円ほどかかります。

個人再生の司法書士報酬は30万円+消費税です。
別途実費が3万円ほどかかります。
再生委員が選任された場合はその人の報酬として裁判所より20万円前後の支払いを求められます。

過払い金の返還請求

各社から送られてきた取引履歴をもとに、それまであなたが各社に支払った金銭について、法律で決められた低い利率で元金利息を計算し直したところ、逆に払いすぎている場合があります。この場合は、相手会社に対して過払い金の返還交渉をすることになります。すみやかに返還の和解が成立すればよいですが、それが難しい場合は過払い金返還請求訴訟を起こすことになります。

費用　

司法書士報酬は一社あたり2万5,000円+消費税です。
着手金は5,000円です。
成功報酬は過払い金返還額の20％+消費税です。
訴訟の場合はその難易度に応じて5万円以上の別途費用がかかります。